空と雲 Y邸vol.03
前回のブログでご紹介した作業を経て完成した材料たちは、新たな場所で新たな役割を持ち始めました。
刻みで描いていた手板(ていた)を確認しながら、一週間ほどで家の形が現れてきます。
内部から見ると木と木、柱と梁の関係がよく分かります。
中央付近に見えるひと廻り大きな柱は、家の中心となるカバ材の心柱。
下地工事に入ると、もう手板の出番はありません。
壁には間柱、床には大引、根太が、それぞれの場所に規則正しく納まっていきます。
外部では断熱材を吹き込む作業が始まりました。
しっかりと詰め込んで、冬の寒さと夏の暑さに備えます。
敷地にはそれぞれの雰囲気や特徴がありますが、
ここは空がとても広くて、雲がとても綺麗に流れるところだと思いました。
空も雲も夏から秋へ移り変わりつつあります。